【チェダッテができるまでの背景】
日本全体で少子高齢化、過疎化が進み人口減少が問題になっています
海士町は様々な挑戦や施策を行っていますが、例に漏れず人口減少が大きな課題です
特に福祉の支え手不足は、島民の生き方に関わってきます
島で暮らせなくなった人(高齢者)が島外の施設に移住することが多くなり、
さらに人口が減少する負のループが発生します
海士町の福祉人材を確保するために、3つのことをやってきました
1つは福祉学習を充実し、未来の担い手として人材を育成すること
もう1つは介護教室や地域福祉を推進し島民の介護力をつけること
最後の1つは、島外で島の暮らしと福祉をPRし、Iターンを確保することです
海士町にはもう一つ大きな課題があります。
それは住宅不足です
島内でも核家庭が進み、子どもは町営住宅に住むことが増えています。
また、Iターン施策により多くのIターンが海士町に着ますが、住宅不足のために移住を諦める人もいます
年度途中で移住を希望する人の多くは、住宅不足のために移住につながりません
島で暮らしのいいところは、おすそ分けや魚や野菜の差し入れだと思います
しかし、島に住んだから魚が自然にもらえるわけではありません
地域住民の方と付き合い、一緒に色々な活動を行うことで、差し入れがくるのです
町営住宅に移住し、仕事と家の行き来だけの生活を送ると、島の魅力を堪能できません
特に福祉の従事者は業務の忙しさから、このようなケースに陥ることが多いのです
そこで思いついたのが、地域交流型の福祉職専門シェアハウス構想です
そこに島外からの福祉移住者を呼び、島の魅力でもある地域交流を行い、それを発信することで更なる移住者を生む
それがこのループ図です
行政にプロジェクトを説明し、物件探しを行いました
条件は
○地域密着型で畑などが近くにあること
○シェアハウスになるだけの部屋数があること
○古民家で自分達がリノベーションできること
○行政に貸与もしくは譲渡してくれること
最高の地区(北分地区)に 最高の物件が見つかりました
健康福祉課長が所有者に交渉 貸与と改修の契約を結びました
設計者も決まりました
海士町の新たな福祉拠点 発信拠点としてどのような改修をするか協議を重ねました
どのような施設にするか 数々の打ち合わせ 島内外の人とワークショップを行いました